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宇都野 穣; 大塚 孝治*; 本間 道雄*; 水崎 高浩*; 清水 則孝*; Brown, B. A.*
no journal, ,
この会議は原子核研究における日米共同研究の可能性について議論することを目的としており、この講演では、既に著者らによって進められている原子力機構,東京大学,ミシガン州立大学との殻模型による不安定核構造に関する共同研究とその成果について発表する。原子力機構,東京大学らの日本のグループでは、これまで不安定核構造をよく記述する殻模型相互作用を開発してきた。それによって、未知の核種に対する予言が可能になったが、その妥当性を確かめるためには、実験との対比が不可欠である。そこで不安定核構造実験研究の先端を走っているミシガン州立大学との共同研究が進行中で、それにより分光学的因子による一粒子状態の理解など、不安定核構造の詳細な理解がかなり進んできた。この講演ではその共同研究の日本側を代表して、中性子数28領域や中性子過剰pf殻領域で最近理解が進んだことを議論する。
Smith, M. S.*; Kondev, F.*; 小浦 寛之; Lingerfelt, E. J.*; Buckner, K.*; Nesaraja, C. D.*
no journal, ,
原子核物理分野における原子核質量の重要性についてのレビューと、われわれのグループで開発している原子核質量データ可視化ツールの紹介を行った。原子核質量は原子核の全エネルギーであり、それゆえに原子核の安定性を決定し、その崩壊を支配し、反応の起こりやすさに決定的な影響を持っている。原子核質量実験値の評価済みデータは1950年代辺りからドイツ、オランダなどのグループにより始められ、最近ではフランスを中心におおむね数年単位で定期的にデータ化・公開をされていたが、近年そのグループが研究継続を行えなくなり、この分野における影響が心配されている。本発表では、これまでの原子核質量の評価済みデータ及び原子核質量理論の研究の現状について紹介し、従来の評価グループに替わる新しいプロジェクト立ち上げの提言を行った。また、同時にわれわれのグループが開発を進めている、WEB上で利用できるJAVAにて作成された原子核データ操作・可視化ツールを紹介し、平易に原子核質量を扱えるインフラとしての可能性を示した。
宮武 宇也
no journal, ,
鉄より重い元素の生成シナリオとして、超新星爆発時のニュートリノ風による速い中性子捕獲過程が注目されている。本講演では、このシナリオに基づく場合に、重い元素の存在比パタンを説明するうえで重要なパラメタとなっている種核と中性子数の存在比を明らかとするために、TRIACで行ってきたLi(, n)B反応断面積の直接測定など幾つかの結果を紹介する。一連の測定から見えてきた、速い中性子捕獲過程に先立つアルファ過程の環境温度毎での主要経路などを示す。